髪を美しくして人々のモチベーションをあげる仕事をして15年が経つ
常にベストを尽くしてきた
ベストを尽くしたいから、その為の準備は怠らない
早寝、早起き
体調管理
心技体を整える
15年間人類の髪を間近で見て触って、切って、染めて、シャンプーして、乾かしてきた。
目的はただ一つ、最も美しく表現すること
その為に何が必要かをいつも考えている
やはり、15年間やってきて、1番難しいのはクセのあるタイプの髪
美容業界において、クセのあるタイプの髪においてカット、カラー等における教科書的なものが存在しない。
難しい上にテンプレが最も通用しないのです。
クセのある髪の人類達の満足度はクセのない人類達に比べて美容室での仕上がりの満足度は低い
それは、担当者も思っているし、お客さんも思っているだろう
それは、お客さん自身がコンプレックスを抱いている場合が多いし、美容師も美しく仕上がらないことにコンプレックスを持ってしまう
高いトリートメントをしようが、一生懸命カットしようが、髪質に変化が起きないからコンプレックスが改善されず、両者共に満足感が低い
ずっと模索し続けてきた
明確な回答を探し続けていた
そんな時、美容師14年目の夏、キッカケとなる出来事が訪れた
いつも、クセが強くカットをする時には困難を極め、ベストを尽くせど仕上がりには限界がある髪質の方がご来店
そんな方がよりいつもより爆発したようなクセが全開に解き放たれた状態でいらっしゃったのだ
直感が働いて、コレはそのままいつも通りのやり方ではヤバイ、、、。 と思った
その時、僕はどうにかしなければならないという一心でシャンプー台にご案内し、髪をシャワーしてトリートメントで根元からベトベトにしてそのまま流さずに上からシャンプーをのせて洗った、、、。
(一見非常識な事をしていて、普通はシャンプーしてからトリートメントです)
するとどうだろう、そんな状態でいらしたわけで、流している最中の手触りもゴワゴワギシギシしそうなものなんだけど、手触りがツルツル滑らかにシルクの様なのだ
さらに手触りだけならまだしも、タオルドライし、お席に通して髪を見てみる、、、ドキドキ。
ん?なんかストレートかけたみたいに根元からツヤがあって、真っ直ぐになっている感じがする?
さらに乾かしてみると、、、
ストンッ。
ストンッ!ボブなのだ
マチルダのようなスットンボブになっているではないか!
未だ人類が到達しない領域に足を踏み入れた
未だ誰も見ぬ景色に魅力され、のめり込み、研究に没頭した
クセのある髪の常識はトリートメントが先でシャンプーが後だったのである
ツヤとボリュームに相対関係がある所までは気づいていた、しかしまさかのまさか、シャンプーしてからトリートメントという全ての人が基本としている常識が逆だったとは思っても見なかった
以後、クセのある髪のカットの成功率は飛躍的にアップした。
自信を持ってうまく切れるし、美容師が自信を持ってお届けできる事で、クセのある髪で悩まなくてよくなる
お互いに輝けるのである
髪質でもう悩まなくていいんだよ。
オリジナルシャンプークリームを誕生させた。
だけど、僕はそれだけでは満足しなかった。
中身は決まった、次に着手したのは楽しいデザインだ。
楽しいデザインてなに?
逆に聞きたくなるほど難解で
いつも提供する側にいる僕にとって、常に頭に念頭にある課題
それは、どうすれば楽しくなるか?だ。
ご理解頂きたい
あなたを楽しませてあげたくて仕方がないのが僕という人間です。
それも、、出来るだけ自然に。
今流行っているデザインの多くは、余白を十分に残し、フォントの雰囲気、外国風のデザイン、ロハス的なものが感じられるナチュラル志向
敢えてそこから抜け出し、ハズしたデザインを考えた
人類一人一人の髪質がデザインを完成させる。
一見わけのわからないデザインかもしれない
使う人それぞれのパーソナルな数字をボトルラベルにシールで貼る事でデザインは完成する
あなたの髪質が僕のデザインを完成させる
一緒に完成させましょう!
そこにはもちろん、遊び心、お客さんを少しでも楽しませたい、という想いがある
なぜなら、作り手の方になってしまった方が楽しくなれるから。
横並びになるワケにはいかせない
自信を持ってこのシャンプー、クリームが最も髪を美しくすることができるのだから
ここまで辿り着けたのは人がいて、髪があって、美しくしたいという人々の想いがあったからで、心から感謝しています。
